札幌医科大学 地域医療総合医学講座

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地域医療総合医学講座のブログです。 「地域こそが最先端!!」をキーワードに北海道の地域医療と医学教育を柱に日々取り組んでいます。

2011年10月8日土曜日

専門医機構の会議

10月7日、東京で開催された専門医機構会議に内科学会から推薦されて参加した。

今回は、基本領域18学会から推薦されたサーベイラー(調査員)40名が集合した。そして、研修施設を評価する(サイトビジット)意義やその方法が説明された。

会に先立ち、池田康夫理事長からの挨拶。専門医制度の改革が社会一般で認識されている。基本領域の18学会で骨格を作る。専門医取得者にインセンティブがつくものにしたい。認定のプロセスの透明化を図り、第三者機構が行うようにしたい。ACGMEを参考にしてプログラムと研修施設を評価する(サイトビジット)。


まず、これまでの施設調査のまとめが話された。
2010年度は厚労省支援事業として10施設を選ばれ試行的に行われた。
各学会からサーベイラー・施設を推薦してもらった。関東を中心に23施設、45診療科を3名のチームで訪問した。

今後は、全国を7地区に分けて、継続的に行う。2011年度計画として、施設訪問調査の要領、1)サーベイヤー制度、2)調査票、3)評価の方法、が説明された。

質問として、複数の施設でプログラムを完結させている場合、どうするか。回答:基幹施設を視察する。

北海道では、札幌市内の4施設を年度内に視察する予定である。北海道地区の研修施設訪問調査チーフ・サーベイラーは以下の3名である。松野一彦氏(臨床検査)、平田公一氏(外科)、山本和利(内科)である。代表は松野一彦氏。11月28日に、18名のサーベイラーを加えて、札幌で説明会が開かれる予定である。

国民目線からも納得できるような専門医制度の構築に少しでも関われればと気持ちを新たにした。(山本和利)