札幌医科大学 地域医療総合医学講座

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地域医療総合医学講座のブログです。 「地域こそが最先端!!」をキーワードに北海道の地域医療と医学教育を柱に日々取り組んでいます。

2011年10月22日土曜日

猿の惑星 創世記

『猿の惑星 創世記』(ルパート・ワイアット監督:米国 2011年)という映画を観た。

1968年に制作され、猿に支配される地球の未来を提示して映画ファンを驚嘆させた『猿の惑星』の起源を映像化した作品である。前作には人類の核戦争に対する危機意識が反映されている。本作は現在の遺伝子工学に対する危険性を訴える内容になっている。

『猿の惑星』を観ている者には、大変興味深い。なぜ『猿の惑星』で支配者となるシーザーが生まれたのか? 名付けの由来は? どうして人類が滅んだのか?等々。未見者の興味を殺ぐので内容についてはあえて言及しないが、現在の科学、医学知識が存分に盛り込まれ、なるほどと納得させられる内容になっている。父親の病気や隣人の職業も伏線になっている。

表情や動作だけで演技するチンパンジーが素晴らしい。演じたのは『ロード・オブ・ゼ・リング』でゴラムを、『キンギ・コング』でキング・コングを演じたアンディ・サーキスである。DVDで遅れて観るよりも、映画館で、リアルタイムで観て欲しい映画である。(山本和利)