札幌医科大学 地域医療総合医学講座

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地域医療総合医学講座のブログです。 「地域こそが最先端!!」をキーワードに北海道の地域医療と医学教育を柱に日々取り組んでいます。

2010年4月5日月曜日

ニポポ研修評価説明会:富良野協会病院


NPO法人北海道プライマリ・ケアネットワーク後期研修プログラム「ニポポ」第四期生の一人、服部晃好医師が富良野協会病院に赴任したのに伴い、4月3日、病院職員の方々や指導医の方々を対象に研修評価説明会を行った。代表理事である山本の開会挨拶の後、参加者全員に自己紹介してもらってから、研修についての評価の仕方を説明した。まずはじめにこの研修プログラムの目的は「北海道の地域医療を支えるリーダーとなる総合診療医を養成することであり、彼らに地域中小病院で地域指向性ケアを継続的に展開してもらうことである」ことを説明した。札幌医科大学地域医療総合医学講座で月に1度はReflection(振り返り)のためにSignificant Event Analysis(SEA)をパワーポイントで提示してもらい、参加者全員でフィードバックをしている。受け入れ施設には研修が始まる前に学習契約を確認してもらっていること、4ヶ月毎(年3回)に360°フィードバック(医師・看護師・検査技師・事務職員)をしてもらうこと、教育担当責任者と定期的な指導的面談をお願いしていること、この研修を3年間行った暁には家庭医専門医の受験資格が得られることを説明した。今年度から第二期生の大門伸吾医師の赴任に伴い、総合内科が新たに開設されることになったため、その点についても今後の運営の仕方について確認がなされた。
この後の予定として、8月21日(土)に富良野で出前の三水カンファを行い、道内三大学の学生や研修医にも参加してもらうような企画を行うことを確認した(札幌または旭川からの旅費はニポポが負担)。この様子を北海道新聞の富良野支局記者が取材にきれくれた。後日富良野版に掲載される予定である。研修一年目、二年目の医師も入れて記念撮影を撮って散会となった。北海道の地域医療を支える総合診療医を目指して頑張ろう!
(山本和利)