札幌医科大学 地域医療総合医学講座

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地域医療総合医学講座のブログです。 「地域こそが最先端!!」をキーワードに北海道の地域医療と医学教育を柱に日々取り組んでいます。

2012年3月25日日曜日

日本PC連合学会理事会

3月24日、東京都医師会館で開催された2011年度第4回プライマリ・ケア連合学会理事会に参加した。

まず、理事長挨拶。学会の専門医制度について専門医機構で説明したことを報告。震災復興への支援について述べられた。

協議事項
1)予算(まだ各委員会からの案は出されていないため、前年度の予算案を提示)。重点項目は4つ。専門医制度の確立、家庭医専門医プログラム研修医者の増加を図る、支部ごとの在宅医療についての生涯教育の充実、震災復興支援活動を維持。その後、学術、国際関係、医学教育、補汲みン経の支援、会務として具体的な項目が出された。

2)利益相反に関する基本見解が示された。研究活動については早急に承認し、講習会に置ける企業との関係、接遇については再度検討することになった(約1時間の熱い討議)。

3)個人情報の取り扱い。ブロック支部を越えて、情報を流すことは難しい。学会活動の連絡については支部単位に運用を任せる方向で考えたい。

4)地域ケアネットワーク優秀賞を創設したいという提案があった。そのためには基準(方向性)を作ることが重要である。大会長賞との整合性をどうするか。評価が難しいのではないか。運営会議で検討することになった。

5)ワクチン問題について関わってゆく。

6)認定制度について。生涯教育WEB講座を創設する(学会関連生涯教育講座で行われたものをネットに載せる)。旧PC学会で運用されていたケアネットと提携する。5年間で10単位までと上限を設けるのがよいのではないかという意見が出た。会員の情報が保護されるのかという疑問が提示された。連合学会として新たに船出したのであるから利益相反に鑑みてケアネットと契約してよいのか再検討する必要があるという意見が多数出された。

報告事項
第4回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会は2013年5月18日、19日に性大国政センターで濃沼信夫氏が学会長で開催する。

会計報告(旧学会の資産を新学会に委譲した件)。施設とプログラムや選挙制度検討員会から地域ブロック理事選の結果、等々(参加出来ず)。

予定の3時間では協議事項が終了しそうになく、後ろ髪を引かれる思いで帰途についた。(山本和利)