札幌医科大学 地域医療総合医学講座

自分の写真
地域医療総合医学講座のブログです。 「地域こそが最先端!!」をキーワードに北海道の地域医療と医学教育を柱に日々取り組んでいます。

2011年1月28日金曜日

FLATランチョン報告会

1月28日、特別推薦学生(FLAT)を対象にランチョン講習会に参加した。11名が参加。

釧路市にある勤医協釧路協立病院に2泊3日の実習について3年生の髙石恵一君が報告してくれた。
はじめに釧路の紹介。町村合併で飛び地になっている。人口18万5千人。雪が少ないが夏冬とも寒い(人工中絶率が高い)。漁業が盛ん。製紙業。丹頂鶴。阿寒湖のマリモ。緑色の蕎麦。霧で飛行機欠航が多い。

今回の実習目標。1) 都市部の中核病院が担う地域医療をつかむ。2) 臨床医学の観点から外来を見る。3) 患者さんとのコミュニケーションを図る。
外来で慢性患者さんの生活歴を聴取。SMON患者(キノホルムによる薬害)の病歴聴取。Closed questionになりやすい、患者さんの生活歴を知ることの大切さを知った。「そこをもう少し教えて」というフレーズが大切。診療所の外来見学と家庭訪問し、都市部の地域医療を実感できた。かかりつけ医としての役割の根付き。新しいデイサービスの形。ソーシャルワーカーの大切さ。2日間の実習は短い。


続いて木村眞司先生がネパールの学会に参加したときの報告をされた。写真を中心にプレゼンテーション。岩村先生に憧れていた。人口2800万人。8割がヒンズー教。王政が破綻し今は共和制。ホテルの裏は薄汚れている。広場に野良犬と物売り。一日二食。


GPの学会に参加した様子を報告。田園風景、ヒマラヤの写真。放し飼いの鶏。散逸したゴミ。カトマンズの病院でカンファランス中に停電に遭遇。田舎の観光。高地の方が高級。バナナ、サトウキビ、落花生。軒先で臨時診療。竈が多いが煙突がないためCOPDが多い。1950年代と2000年代が混在している。慢性疾患よりまだまだ急性疾患が主体である。

学生たちはこのようにして地域や世界の実情を吸収している。(山本和利)