札幌医科大学 地域医療総合医学講座

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地域医療総合医学講座のブログです。 「地域こそが最先端!!」をキーワードに北海道の地域医療と医学教育を柱に日々取り組んでいます。

2011年5月18日水曜日

ドキドキ日当直

北海道に赴任し、初めて飛行機を使った移動で町立松前病医院に行ってきた。土日の日当直を担当するためである。

行きは札幌市内の丘珠より函館空港まで。初めてのプロペラ機に今回1回目のドキドキ。
やや興奮状態で機内に入ったものの、いつの間にか夢の世界に。乱気流(?)による激しい揺れでドッキとし目が覚めた。一瞬、3/11の東日本大震災を想起した。自分は当時山形県南部にある飯豊町の1人診療所に勤務しており、町内施設に約250人程度の被災者が訪れ初期対応に追われていた。停電や断水の状況で(他の地域と比べればかなり早く復旧したが)、すべての運用を電子カルテに依存していた体制で電子カルテが使用できないことは非常に痛手で内服さえわからないという状態であった。電気が復旧した当日、診療所スタッフ総出で直近カルテ並びに常用薬をひたすらプリントアウトしたことを昨日のように思い出す→回想1回目。

そんなことを思いながらやっと函館空港に到着。実は空港から松前まで105km、車で2時間程度とのこと。道内に住んでいる方にとって当然のことかもしれませんが、道内の方の地図の縮尺の感覚と、山形生まれ山形育ちの自分の感覚と明らかに異なるのです!!→カルチャーショック1回目。自分の感覚なら車で1時間もかからないと思っていたのがなんと2時間。皆さんは、日本地図で本州と北海道の縮尺が異なっているということご存知でしたか?道内の方にとっては常識だそうです(by 生まれも育ちも北海道民)。

長旅の末、病院長をはじめとする先生方と初対面、緊張しながらの懇親会。色々なお話を伺いながら、刺身のおいしさに感動。なんせ山育ちなので・・・。→カルチャーショック2回目。

翌朝、時間外の対応の仕方、医療圏や後方病院などの説明を丁寧に指導していただきようやく本来のミッションへ。実は2年ぶりの当直・・・・。ドキドキ計2回目。

入院適応など医学的・社会的面から考慮し入院への誘導、勿論、周囲スタッフの目を気にしました(よく研修医の頃、○○さんに怒られたな~、→回想2回目)。

昔の記憶を頼りに、バックアップの先生方、看護師さんをはじめとするスタッフの皆さんのご協力でなんとかミッション完了!!(転ばないように、先に○を用意してくれていたんだな~、やっぱり人って生かされているんだな~~ 回想3回目)。患者さんの方言がわからず通訳してもらったり、印象深い患者さんがいらっしゃったりなど伝えたいことはたくさんあるが、守秘義務があるため割愛する。

以上、乱文で申し訳ございませんが、道内での初当直を回想しながら綴ってみました。
謝罪というか、ここまで読んでくれた方々に感謝の意を込めてクイズです。この文章の中で自分は合計何ドキしたでしょうか?このブログが載って24時間以内に武田に正解をいただいた方にはもれなく◎○△□をプレゼントします。奮ってご回答お願いします。(武田真一)