札幌医科大学 地域医療総合医学講座

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地域医療総合医学講座のブログです。 「地域こそが最先端!!」をキーワードに北海道の地域医療と医学教育を柱に日々取り組んでいます。

2012年8月14日火曜日

地域医療合同セミナー in 別海・中標津




 8月811に日に地域医療合同セミナー1,3が別海、中標津で行われました。1年生13名、3年生3名の参加でした。特にその中で、非常に感心したことがあったので報告致します。  

今回、自分は1年生5名(医学部1年生2名、保健医療学部3名)と共に「柏の実学園」へ一緒に行って参りました。柏の実学園は障害者支援施設で、①生活支援事業、②就労支援センター、③地域サポートセンターとして3つの事業があります。1年生の実習ということもあり、主に施設見学でしたが、その中で椅子取りゲームのレクリエーションに参加しました。最初は利用者とのコミュニケーションがぎこちなかったものの、椅子取りゲームを通して利用者とうまくコミュニケーションがうまくなってきたのを目のあたりにして正直驚きでした。自分が1年生の頃、果たしてこんなに上手くできたでしょうか?

 また彼らは、社会福祉士の方の「利用者の親御さんは、自分よりも1日でも早く死んでほしいという方もいらっしゃる。」という言葉に衝撃を受けていたようでした。

翌日の実習発表に備え、自分達が学んだことをスライドにまとめプレゼンテーションの練習を深夜2時まで頑張っていたことも非常に印象的です。

 自分が担当した学生さんは非常に勉強熱心で、感性豊かで、是非将来一緒に働くことができたらな、と今から楽しみです。

 今回、このような機会を与えてくれた別海・中標津の皆様、学生さんに心から感謝申し上げます。(助教 武田真一)