札幌医科大学 地域医療総合医学講座

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地域医療総合医学講座のブログです。 「地域こそが最先端!!」をキーワードに北海道の地域医療と医学教育を柱に日々取り組んでいます。

2010年9月27日月曜日

蕎麦打ち体験


9月26日、学生に交じって蕎麦打ちをはじめて体験した。場所は幌加内そば道場。講師は幌加内町立国保病院薬局長の井盛さん他2名。そば道場と書かれた青いエプロンを借りて着け、手を丁寧に洗って作業開始。

工程は4段階からなる。1)水まわし・こね、2)のばし、3)きる、4)ゆがく。小麦粉100g、そば粉400g、水225ccが用意されていた。小麦粉とそば粉は2対8で水はその45%だそうだ。はじめのこねが一番難しいらしい。約半分の水を入れて両手で円を描くようにこねる。そうすると小さな玉ができるが、水を入れながら10分ほどこねる作業を続けると大きな玉になってゆく。はじめてなので指導を受けないとどの程度こねればいいのかがわからない。指導員のOKがでたところで1個のおおきな玉にまとめる。ざらざらからすべすべした感じになってゆく。この感じは、やり始めるとはまるかもしれない。これを中央へ巻き込むように練る。これを菊ねりというそうだ。次に円錐形にして中の空気を出す作業をする。それが済んだら生地を手で叩いて饅頭のような円柱にする。それを手で周辺を広げるようにして薄くしてゆく。

次が麺棒を使っての、のばしである。真中に麺棒を置いて端へ伸ばしてゆくことを、30度毎に角度を変えながら10回くらい繰り返す。それが済むとソバ粉を振りかけて、麺棒を生地に巻きつけて、丸いものから四角いものにしてゆく作業にうつる。初心者の私にはこれが中々うまくゆかない。指導員がなんなく修正して丸いものが四角になってゆく。あとは厚さが均等に2mmになるように麺棒を使って引き延ばしてゆく。それができたら、生地がくっつかない様に打ち粉を半分に振って3回折りたたむ。

次がそば切り包丁と押さえの小間板を使って細く切ってゆく作業に移る。女子学生よりも男子学生の方が細かくきれいに切っているのが意外であった。単に性格の違いか。切った蕎麦を生舟という箱にくっつかないように入れてゆく。ここまで約1時間かかった。ゆがくのは今回指導員にお任せすることになった。
しばらく待って、全員で試食となる。一口口に入れて蕎麦がうまいとはじめて思った。

次から次と出てくる蕎麦をさすがの学生たちも食い切れず。残ったツユに蕎麦湯をいれて飲んで締めとした。茹でた蕎麦は森崎龍郎先生宅へ、茹でてない蕎麦は我が家へのお土産となった。(山本和利)