札幌医科大学 地域医療総合医学講座

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地域医療総合医学講座のブログです。 「地域こそが最先端!!」をキーワードに北海道の地域医療と医学教育を柱に日々取り組んでいます。

2013年1月11日金曜日

選択実習説明会


19日、札幌医科大学5年生に地域医療総合医学講座の選択実習説明会を開催した。

学生が8名、研修医2名が参加してくれた。

■総合診療科 選択ポリクリの本当のキーワードは「99.9%

総合診療科の臨床実習で、地域へ行って、999/1,000の「健康問題」を

 取り扱ってみよう!!

多くの人が抱える「健康問題」に接したければ、その現場に行こう!

2年間の臨床実習で、1か月間地域で一人の社会人として患者さんと接して

 みよう!とアピールした。

■コースは3つ

  総合診療コース

   江別市立病院 (北海道江別市)

   松前町立松前病院 (北海道松前町)

地域医療コース

   湯沢町保健医療センター (新潟県)

   六合温泉医療センター (群馬県)

   富良野協会病院 (北海道富良野市)

家庭医療コース

   更別村国保診療所 (北海道更別村)

   寿都町寿都診療所 (北海道寿都町)

   生協浮間診療所 (東京都)

   月寒ファミリークリニック (札幌市)

■ポートフォリオの課題は基本的に2つ

① 一週間の振り返り(計4枚)

② 経験症例リスト

上記を実習のまとめの際、使用する

■4週間の地域での実習を通して臨床に即した

  国家試験対策を行える!

■実習で経験した手技・症例を紹介。

担当入院患者5人(新規入院患者1人)

手技

心肺蘇生1

採血(静脈血を約10回)

 動脈血採血2

経験症例

 痛風

 パニック発作

 骨折

見学

 胃瘻造設

 胸水穿刺

 関節注射

■地域住民を対象にした講演会

 1.話題の選び方

 2.プレゼンテーション能力

 3.情報発信能力

l  地域の指導医のもと経験を積める!

l   国家試験まで時間は限られている!

l   地域での実習を通して臨床に即した

  効率の良い国家試験対策を行う!その方が記憶に残る!!

■臨床研修プログラムのエッセンスを紹介

l  診断学のプロ

l   診断にEBM

l   問診と身体診察を重視

上記を研修目標に教育

来たれ!総合診療科

場所を移して、二次会で実習や研修について熱く語り合った。(山本和利)