札幌医科大学 地域医療総合医学講座

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地域医療総合医学講座のブログです。 「地域こそが最先端!!」をキーワードに北海道の地域医療と医学教育を柱に日々取り組んでいます。

2010年5月17日月曜日

富良野協会病院総合内科

 514日、富良野協会病院で総合内科の外来と病棟の指導に出向いた。院長から北海道プライマリ・ケアネットワークから来ている医師のお陰で入院患者が20名増えたと感謝の言葉をいただいた。外来指導は研修医2名と札幌医大の学生1名の計3名に行った。学生さんには頭痛を主訴にする女性と咳と前胸部痛の女性が当たった。OSCE終了後だけあって、申し分のない態度で医療面接ができていた。

 午後はカンファランスに参加した(6名参加)。糖尿病コントロール不良の高齢の男性。インスリン製剤の使い分け、内服薬との併用の仕方、自己血糖測定の結果を治療法に反映させる方法などを助言した。中年の意識低下、けいれん発作について、多剤の内服が追加になったこと、CPKが明らかに上昇していることなどから薬剤による痙攣と判断し、かかりつけ医に内服調整してもらうよう助言した。

 若い医師たちと臨床の問題をディスカッションするのは楽しい!(山本和利)