『現代語訳 論語』(齋藤孝訳、筑摩書房、2010年)を読んでみた。
確かに読みやすい。その分、気が付くと考え事をしたりしていて、内容が頭に入らないまま読み進んでしまう。
通読して思ったことは、論語とは「生きるにあたっての心構え」が書かれているということである。これだけ読んでも人間としては向上しないのではないか。それぞれの分野における知識、技能を身に付けた上での話のような気がする。
とりあえず、論語を最後まで読んだということになりそうである。風呂やトイレで読むのも一興かもしれない。(山本和利)
札幌医科大学地域医療総合医学講座のブログ