札幌医科大学 地域医療総合医学講座
2011年7月4日月曜日
田坂賞と日野原賞
日野原賞の横林賢一氏と撮影
7月3日、日本プライマリ・ケア連合学会の学会賞(日野原賞)、大会長賞、北海道プライマリ・ケア功労賞、田坂賞の授与式に参加した。
学会賞は、一般口演の中から学術面で優れた発表に与えられる。「在宅高齢者における発熱リスク実態調査(5施設合同前向きコホート研究)で横林賢一氏が受賞された。
今回から新設された大会賞は地域・都市部を問わず、プライマリ・ケア診療に従事する実地医家を対象に、現場から生み出されたリサーチ・クエスチョンに基づいた現場に還元できる優れた臨床研究に与えられる。「白血球数とCRP値は成人市中肺炎の重症度や予後と相関しない」で片岡義裕氏が受賞された。
北海道プライマリ・ケア功労賞は、開催地のプライマリ・ケアの充実に多大な貢献をされた者に授与される。現在ネパールで活躍中の楢戸健次郎氏が受賞された。
田坂賞は、我が国の家庭医療の発展に貢献しながらも若くして亡くなられた田坂佳千先生を顕彰するため設けられた賞で、日本の家庭医療の質の向上、普及、生涯教育に貢献した者を表彰する。何と、山本和利に与えられた。
厳粛な雰囲気が漂う閉会式の中で授与式が行われた。
田坂賞受賞は、これまで私を支えてくれた教室員と道内の地域医療ネットワークの関係者のお陰である(もちろん妻にも!)。この場を借りて感謝を申し上げます。(山本和利)