7月21日、広島市で行われた日本医学教育学会の「医学教育の国際化」のシンポジウムを拝聴した(途中退席した)。
3つの潮流がある。
1)医療者の国家間移動(physician migration)
2)患者の国家間移動(medical tourism)
3)医学校の増加:25%以上。
ここでは医療者の質保証について討議する。日本では分野別評価になっている。
4人の発表。
・米国から:医療者輸入国としての医療者の質保証
国によって様々である。標準化が必要である。米国のある洲では78時間の臨床経験を求めている。
・ヨーロッパ共同体から:教育のハーモナイゼーション
・世界医学教育連盟から(体調不良で欠席):医学教育の評価基準
本部はコペンハーゲン。5つの支部。質的評価である。卒前教育、卒後教育、生涯教育の3部門。時間などに制約はない。基本的水準と質的向上のための水準の2つに分かれる。
・韓国と西太平洋地区から:その実践
詳細は省略・・・。
以上の流れで、英語を中心に講義・討議が行われた。世界の医療の潮流を考えると、医学教育の国際的な標準化を求める動きがすぐそこまで迫っているということである。(山本和利)