札幌医科大学 地域医療総合医学講座
2011年7月2日土曜日
石垣靖子さんに聞く
7月1日、札幌ロイトンホテルで日本プライマリ・ケア連合学会誌に掲載するため石垣靖子氏にインタービューをした。
まず、石垣靖子さんと山本との接点を述べてもらいながら話をすすめた。続いて、石垣さんの経歴を話していただいた。北大で看護教育に携わった後、緩和医療をしたくて東札幌病院の総看護部長(副院長)に就任したとのこと。現在は、北海道医療大学に移られて管理看護師の教育に携わっている。最後に、日本プライマリ・ケア連合学会に対する期待や要望を伺った。
インタービューの中で、現在の看護実践が「生物医学モデル」に毒されていて、「生活者中心のケア・モデル」になっていないという思いがあることがわかった。このような考えを受け継いだ看護婦長が全国にたくさん誕生して欲しいものである。
また、毎朝7時に出勤し、病棟を回ったり、入院患者さんすべてについて入院時に御迎えしたりと、単なる管理者に終わることなく、現場を大切して仕事をしてきた人でもある。核とした主義を貫きとおす人生を歩んできた石垣さんの話に、心打たれる時間であった。
詳細については9月に発刊される学会誌を是非読んでいただきたい。(山本和利)