3月11日に発生した東北・関東大震災で日本中が地獄図の中に落とされてしまった。被災して2週間が経過した今も、医療資源、マンパワーが不足し肺炎や脱水での死亡が多数報告されている。そんな中、日本中からたくさんの支援が行われているが、長期的な支援が必要となろう。
札幌医大でも発生直後より救急部が支援に出動し、その後も継続的に支援チームを派遣している。現在は一チーム4名で構成され、宮古地区で9日間ずつ活躍している。
当教室でも何らかの形で支援できないかを模索していた。そんな中、昨年まで岩手県で診療していた河本一彦助教の希望もあり、4月29日から5月7日までのマンパワーが不足しがちなゴールデンウイークの期間、当教室を代表し札幌医大の一員として彼が派遣されることになった。その際には被災地の状況を報告してもらう予定である。(山本和利)