3月6日、東京の医師会館で開催されたプライマリ・ケア連合学会理事会に参加した。
はじめに前沢理事長の挨拶。会員数が増えている(5,800名)。冬期セミナーでの若手の活発な動きを報告。続いて各委員会から活動報告があった。病院総合医については、今後は日本内科学会との協議をしながら進めることになった。薬剤師認定制度が機構理事会で認証された。1月19,20日、第6回若手医師のための家庭医療冬期セミナーが東京大学において280名が参加して開催された。2011年秋季セミナーは東京と大阪において各々定員400名で2回開催される予定である。渉外委員会から各団体との関係のあり方について説明があった。選挙制度等検討委員会からブロック割の案がだされた。北海道、東北、関東・甲信越、中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄の7つ。理事の選出は、地域ブロック選挙、全国区選挙、理事長指名の3つから。地域ケアネットワーク委員会は、委員長が交代し新たに看護師、介護支援専門員協会から推薦をもらい活動を開始する予定である。自殺予防WG、医科歯科連携推進WSの報告。学会誌編集委員会から34巻1号の報告。原著・研究が5編。専門医・認定医制度の特集。広報委員会からHPに各委員会が書き込めるようにしたい。HPの一元化が討議された。国際関係委員会から活動報告。名称検討委員会から「日本プライマリーケア学会」を提唱し、2013年の総会で正式に決定したい、と。在宅医療推進に関する報告。若手医師部会から「若手ジェネラリスト 全国80大学行脚プロジェクト」立ち上げの報告があった。学生部会から2名が特別に出席し報告。地域医療連絡協議会、多職種連携教育等との関わりを強める必要を強調された。
協議事項として、役員選挙規定案、学術大会について、田坂賞について、専門医・認定医認定制度の要項、認定薬剤師の地域実習について、診療所施設認定に関する検討について、認定看護師の検討方法について、事務員雇用ついて等が審議された。2012年学術集会は9月1,2日に博多の国際会議場で開催されることになった。2013年学術集会は東北ブロックでの開催を予定。現在、家庭医専門医は179名、PC認定医は865名。専門医制度の構築について担当委員から説明があった。会議はまだまだ続く・・・。
次回の理事会は2011年6月30日。(山本和利)