6月22日、4年生のFLATのメンバーと第5回目の症例を用いた勉強会を行った。4年生6名、3年生1名が参加。教室員3名。
8時間前に始まった悪寒、発熱、痰を伴う咳、血痰を主訴に受診した64歳女性。胸膜痛がある。30年前に摘脾をしている。39℃、右背部に湿性ラ音を聴取。WBC:15,000/mm、XPで右肺野にエアーブロンコグラムを伴う陰影あり。
典型的な肺炎球菌肺炎の症例あった。「脾臓は重要ではないので、摘出しても問題ないと教わった」と話す学生に3人の教官は思わず絶句した。その後、感染症の話となり、教官が過去に経験した壊死性筋膜炎症例のことなどで会は盛り上がった。
次回は、7月6日12:30から地域医療総合医学講座で行う予定である。(山本和利)