1年生を対象に「医学史」という講義を前期に毎年おこなっている。昨年だけ授業枠が確保できず、一年間休んだが、今年度再開となった。
1年生、110名全員が出席した(留年組5名は免除)。最初に、医学に入学した動機や将来の志望についてと総合診療、地域医療についてのアンケートに30分かけて記載してもらった。
その後、頻回の検査を求めて受診した頭痛患者、治療方針に医師と家族で齟齬が生じた進行がん患者例を提示して、考えてもらった。
入学して一週間経ていないのでまだ目が輝いている。いつまでもこうあってほしいものである。
総合診療、地域医療についてのアンケートでは、総合診療の必要性、特に地域医療の必要性だけでなく、従事したいという意見が多かった。彼らをスポイルせず、北海道の地域医療に邁進してくれる医師を育てる使命を再認識させられた。
次回、次々回は松浦助教が、プレゼンテーションの仕方、ファシリテーションの仕方を講義する予定である。(山本和利)