6月4日、1,2,3年生の特別推薦学生(FLAT)を対象にたランチョンセミナー勉強会に参加した。13名が参加。まず今年度行う幌加内サマーキャンプの事前説明。有名そばやの紹介。地域診断、病院実習、ソバ打ち実習など。
医療面接その1と題して当教室の寺田豊助教が講義と実習指導を行った。導入の知識。診断の8割に寄与する。治療としても重要である。
学生への質問と応答。
1. どんなことを訊くか?世間話をしてリラックスさせる(中立な質問)。一般的には天気の話がよい。「今日はどうしましたか?」と、最初はざっくりと訊く(開かれた質問)。どのような思いで来ているかを訊く。その後、詳しく情報を取る(閉じた質問)。既往歴。思い当たる日常を訊く(説明モデル)。何を期待しているのか。治療、検査。職歴。家族関係。嗜好。タバコ(銘柄をきく)。生活リズムを具体的に訊く。
2. シナリオ「夜間の呼吸困難、咳を訴える45歳の女性」を用いて、3人1組でロールプレイ開始。医師と患者の椅子の位置関係をどうするか。割り当てられた役のシナリオを書かれた通りに読み上げる。終了後、患者役をした者に対して、医師に対してどう思ったか話してもらった。「安心感がある。」「心がこもっていない」等の反応有り。相手の表情を見ながら話ができているか。アンテナ感覚が大事。話しやすくさせることに心がける。声のトーン(低音で)、スピード(ゆっくり)を考える。身振り、手振りで58%伝わるそうだ。
入れ替わって2ランド目を開始。学生さんは皆ロールプレイを楽しんでいた。
宿題を出されて次回へ続く。(山本和利)