6月2日、札幌医大2年生4名(特別推薦枠の医学部学生2名、理学学科1名、看護学科1名)が当教室を訪れた。特色GP地域医療合同セミナーIIの授業の一貫として、地域医療・総合診療に関するインタービューを受けた。
総合診療(患者・住民のニードに合わせて変容する)と専門診療(高度な医療への即戦力)の違いを説明し、地域医療を崩壊させないためには「個々の医師が2割の時間を公共のために提供する覚悟としっかりとした国策(総合医の比率を増やす等)」が重要であることを強調した。話がつい脱線してしまうのだが、かえってそれが学生さんの興味を引くようだ。予定の30分はあっという間に過ぎて、2時間弱かかってしまった。
どの学生さんももっと勉強しようと思ったという感想を残してくれた。学生さんのモチベーションを上げることはできたことは、インタービューを受けた側としては合格ということであろうか。真剣に話を聴いてくれる学生と出会って、私の方が元気をもらったようだ。さあ、頑張ろう!(山本和利)