「ニポポ」第三期生濱田先生、四期生岸野先生が留萌市立病院に赴任したのに伴い、5月20日にお世話になる病院職員の方々や、指導医の方々に集まっていただき指導・評価に関するオリエンテーションを行った。
札幌からは深川までJRで1時間。その後病院の車で広く舗装された山間の道をゆくこと50分。つい車の中でウトウトしてしまう。市内に入ったすぐの山裾に築10年のこぎれいな留萌市立病院がある。笹川院長に到着早々院内を案内していただく。
オリエンテーションは富良野協会病院とほぼ同様に進行した。今回は地元の日刊るもい新聞が取材に来てくれた。
すでに学習契約も確認されており、まだ2ヶ月たたないのに360°フィードバック(医師・看護師・検査技師・事務職員)資料もいただいた。両名とも職員に好評であるという。一部患者さんの中に、総合医・家庭医に対する理解不足から、受け持ちを専門医に換えて欲しいということもあったらしい。総合医・家庭医の必要性を訴え、その浸透を図りたい。
オリエンテーション終了後、笹川院長の車で市内を案内していただいた。千望台からは市内が一眺できる。るもい健康の駅には様々な健康に関する機具が準備されている。宿泊施設や入院診療もできそうなきれいな建物である衛生学院分院なども案内された。一時は経営危機もあったという留萌市立病院は医師も集まりはじめ、笹川院長のもとで市民の期待に応えようとしている姿勢を目の当たりにすることができた。(山本和利)