5月28日,札幌医科大学総合診療科の選択実習のまとめを行った。当教室から山本、寺田が評価者を兼ねて聴衆として参加した。
5名の学生さんは、松前町立松前病院(2名)、更別村国保診療所、六合温泉医療センター・西吾妻福祉病院(群馬県)、湯沢保健医療センター(新潟県)で3-4週間の実習をしてきた。2クール分をまとめての発表会である。まずパワーポイントで実習した地域の紹介した後、significant event analysisで取り上げた意義深い事例や課題研究を発表した。健康教育の場面をDVDに録画したものを供覧したり、お泊まり実習の発表があったりした。健康教育の内容は、高血圧や不眠についてであった。課題発表ではバスの運行を増加することで患者の受診動向がどう変わったかを年度で比較してくれた。和気藹々と発表はすすみ、あちこちから笑いが起こった。全員が充実した実習であり、満足度の高いものと評価してくれた。
2週間の必修実習と違って、実習施設の職員の中に溶け込むという意味では3週間以上の期間が必要であるという学生の意見が多かった。
御指導いただいた指導医の先生方、職員の方々にこの場を借りて感謝申し上げます。(山本和利)