札幌医科大学 地域医療総合医学講座

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地域医療総合医学講座のブログです。 「地域こそが最先端!!」をキーワードに北海道の地域医療と医学教育を柱に日々取り組んでいます。

2010年8月12日木曜日

保健医療福祉連携教育学会

8月12日、札幌で開催された「第3回日本保健医療福祉連携教育学会学術集会」に参加し、日本医療社会事業協会の笹岡 眞弓さんと「IPWにおける現任教育と方法、およびその評価」というシンポジウムの座長を担当した。大会長は元札幌医科大学学長今井浩三氏である。

  町立別海病院の西村進氏が「別海町での保健医療福祉連携-医療過疎地域からの挑戦とその可能性- 」を発表。多職種教育に適した背景・環境を様々な職種の学生・職員に開放している内容をユーモアを交えて報告した。インターネット環境が整っているがそれ以上に訪問診療の場で様々な職種が交流することが大事であると総括された。
  小千谷市魚沼市医師会の上村伯人氏が「『地域医療研修』こそIPE・IPWの実践で」を報告。「医師が医師を教えるのではなく、地域が医師を育て、地域が医療を育てる」という理念に立って、都内の研修病院の研修医を診療所で受け入れている。「地域医療の全体像がつかめた、現場の生の声が聞けた、幅広い体験ができた」と研修医には好評のようだ。その後、評価について3演題が続いた。・・・中略・・・。

はじめてこの学会に参加して、多職種連携による教育に熱心に取り組んでいる人たちがたくさんいることを知った。
台風の進路を気にしながらの散会となった。次回の開催地は神奈川県とのこと。今後の発展を祈りたい。


(山本和利)