10月8日、1,3年生の特別推薦学生(FLAT)を対象にランチョンセミナー勉強会に参加した。2年生は看護実習期間中で不在。13名が参加。身体診察その4と題して最近髭を生やし始めた木村眞司先生が腹部診察の指導を行った。
まず腹部に起こった痛みについて学生に問いかけから始めた。腹部の解剖について3年生に、肝臓と脾臓の場所を訊いた。胃、十二指腸、小腸、大腸、等様々な部位の病変で起こる。
過去に経験した事例を出しながら講義を進めた。歩いた時に心か部痛が起こる例。心電図は正常であったが、心臓カテーテル検査で三枝病変が発見された。胆嚢、胃、肝臓。
臍部は小腸病変である。
下腹部痛は大腸、膀胱。
次に参加学生の一人に仰向けになってもらい腹部触診を行った。学生がアドリブで虫垂炎患者を演じてくれた。
ポイントと話の進行。
1. まず右側に立っての視診から。
2. 次に聴診。聴診器を温める。腸雑音を聞く。(学生が聴診器で聴く)
3. 右季肋部の打診。
4. 軽く全体を触診。痛みのある部位は最後に診察。
5. マックバーニー点を教授。腹膜刺激兆候。踵叩打試験、閉鎖孔兆候、等。
女子学生の参加が目立つ。体験者になるのも女性が多い。男子学生、集まれ!(山本和利)