札幌医科大学 地域医療総合医学講座

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地域医療総合医学講座のブログです。 「地域こそが最先端!!」をキーワードに北海道の地域医療と医学教育を柱に日々取り組んでいます。

2010年7月24日土曜日

FLATランチョン:胸部打診

 7月23日、特別推薦学生を対象にランチョンセミナーを開いた。学生は夏休みに入っているため参加者は5名と少なかった。身体診察その3と題して木村眞司先生が胸部打診の指導を行った。
 参加学生の一人をモデルに打診を行った。
ポイントと話の進行。
1. 胸部打診の実習。指を軽くたたく。ハンマーでたたく。
2. 大腿部と胸部を打診したときの違いを知る。
3. 背部を下に打診したとき音の性質が変化したところが肺の下部である。

話変わって、人数が少ないこともあって、急遽耳鏡の使い方を指導した。耳は皮膚のすぐ下に骨膜があるので、強く押し付けると痛む。鼓膜所見の解説。鼓膜は乳白色、半透明。のぞくと耳小骨と光錐が見える。皆が見えるようになったところで解散となる。鼓膜が見えると言って素直に喜ぶ学生の姿が微笑ましい。(山本和利)