日本内科学会総会・講演会で東京慈恵医科大学 細谷龍男教授の講演を拝聴した。
というのが「炎症性腸疾患」の特徴とこれまで言われていた。これも変わりつつある。
日本では20万人の患者がいる。全身の免疫異常があって腸炎が発症する。
腸内細菌が関係らしい。マウスモデルでは病態が解明されていない。腸管に異常なマクロファージの機能異常が問題であり、TNFαが関与する。
ステロイド抵抗性を示す患者群が問題となる。
重症群には抗TNFα抗体、タクロリムス:50%に有効である。これは3/4に有効で、外瘻、痔瘻にも有効。中程度群には白血球除去術、等がなされている。(山本和利)