11月8日、地域医療総合医学講座の若林崇雄助教が講義を行った。
高校生に行ったOpen campusの内容を紹介。
江別市立病院での体験を紹介。330床。負のスパイラル(→患者の大病院志向→医師分布の偏在→大学の力の低下→医師の心理の変化→)pay forward(未来に投資)が大事。
地域連携包括ケアと総合診療医との関わり。
ポイント
1.「地域医療」は決して決して田舎だけを意味しない。
・そこで生活する地域住民のための生活支援活動である。
2.「地域医療」崩壊は医師と住民双方に理由があった。
3.「地域医療」には総合診療医がなじみやすい。
・大部分に対応、継続的に、総合的に
・臓器専門医:単一臓器
・綜合内科医:頻度の高い疾患
・家庭医:行動変容、健康増進
4.総合診療医と専門医は対立する概念ではない。
5.教育こそ人を集める手段である。
・see one, do one, teach one.
6.システムを整えることが重要
7.大局的視点から目標を持つ
8.地域医療はシステムである。
9.医師はリーダーになる。
・地域連携包括ケアと総合診療医との関わり。
・医療ケアと社会的ケア
・結果的にリーダーとなる。
10.地域医療は辛く苦しいものではない!!!
情熱的な講義であった。(山本和利)