心不全を繰り返す高齢患者に,循環器専門医は心室補助装置(VAD)を用いたいが、どのように話を進めたらよいかという事例を基に、「バランスのとれた患者ケア」の方法を述べている。
著者等はその方法をPreference-based Medicineと読んでいるが、Narrative-based
Medicineと同義であるといってよかろう。
ニュウ・イングランド・ジャーナル誌においても患者の価値観・意向を尊重すべきであると強調する時代になったことは感慨深い。(山本和利)
札幌医科大学地域医療総合医学講座のブログ