8月8日、札幌医科大学が応募した「北の地域医療を支える総合診療医養成プラン」が採択された。
〈事業の概要〉
本学では、これまでに北海道の地域医療を担う医師育成を目的に、地域医療枠15人、北海道医療枠55人の入試制度改革や本学独自の特徴的な地域医療実習を実践しているが、この実績に新たに総合診療教育を強化したプログラムを構築する。まず、保健医療学部とのチーム医療地域実習を拡充・必修化し、地域医療枠を含む全学生が総合的な診療を学べるプログラムを作成する。卒後教育では、①総合診療医養成特化コースを創設し、本学と指導医派遣で連携関係にあり、総合診療医育成実績のある江別市立病院と松前町立松前病院に、本学分室を設置、専任教員を配置して、強力な指導医体制で総合診療医を養成し、更に疫学や予防医学等の実績のある研究体制を整備する。また、②総合診療マインドを持つ専門医養成コースとして、内科専門医を取得する中で幅広い視野で患者を診られる医師の養成に取り組む。本学と地域病院が連携して多様な対応ができる総合診療医を養成する。