8月3日、日本医学会館で開催された日本医学編集者会議とAsia Pacific
Association of Medical Journal Editors Convention 2013 とのjoint meetingに日本PC連合学会誌編集長として参加した。
最初の15分間だけ日本語(北村聖氏)で、その後は英語で会は進行した。高久文麿氏の開会挨拶。
今回は、論文投稿に関わる不正行為について論じられた。Valsartanの不正の影響か。日本の不正投稿は世界第3位。医療事故が増えている。抗うつ薬の処方量が増している。
科学が変容する側面として、科学者が増えたこと、開発・研究競争が激化したこと、利益相反が絡むこと等を取り上げられた。その後、様々な不正行為について解説が行われた(ウイルス学の論文を記載したとき、その内容が細菌兵器開発に使わらないかという懸念が述べられた)。このような動向に対して、さまざまな対策を立てる必要があることが強調された。
論文作成について、厳正な態度で臨む必要があることを実感させられる会であった。(山本和利)