正規の講義では、自己紹介をした後、これまで関わってきた事例を交えながら、医療のパラダイム変化、家庭医療学の歴史 、家庭医療学の基本原理(総合医・専門医を巡る勘違い、受療行動、コミュニケーション技能/医師・患者関係、癒しのプロセス、患者中心の臨床技法、予防と健康増進、家族と病気)等を話した。
学生さんの感想として、「総合医・家庭医のことが理解できた」「家庭医のイメージがかわった」等、好意的なものが多かった。
正規の授業終了後、学生有志を募っての「医療に関わる食と貧困」という講義を行った。栄養士の方も参加していたが、栄養学からの食のあり方ではなく、食糧の確保や農薬使用・遺伝子食品の是非といった観点からの話であったので、新鮮であったようだ。(山本和利)