札幌医科大学 地域医療総合医学講座

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地域医療総合医学講座のブログです。 「地域こそが最先端!!」をキーワードに北海道の地域医療と医学教育を柱に日々取り組んでいます。

2010年2月15日月曜日

最後の日本家庭医療学会理事会

本日はバレンタイン・デイ。東京大学の図書館で、最後の日本家庭医療学会理事会が開かれた。会長の挨拶後、議事進行。2010年1月31日現在、会員数2,127名である。1年間で約200名増加している。4月以降移行することになった日本プライマリ・ケア連合学会の運営の仕方についての説明があった。理事59名、監事3名の62名体制。当面代議員制で運営されるらしい(総会の議決権を持つ?)。今回新たに代議員を選挙せず、2年間はこれまでの代議員会を過渡的に2年間に限り温存する(現時点で代議員はPC学会にしか存在しない)。そこでバランスをとるため家庭医療学会から143名、総合診療医学会から会員数の1/10程度の代議員を選出することになるかもしれない。ただしこの内容は定款と一致していないらしいので、法律の専門家に相談後動いてゆくことになりそうだ。

収支決算報告。最終的に100万円弱残って、それを日本プライマリ・ケア連合学会へ移す予定であると。常設委員会からの報告。今後、各委員会の委員をどのように選んでゆくのかが課題。編集委員会から報告。最終号は近日発行予定。4月からの和文雑誌名は「日本プライマリ・ケア連合学会誌」、英文誌名は「General Medicine」。「若手家庭医部会」「夏季・冬季家庭医療学セミナー」の名前(家庭医という部分)をどうするかが問題と。

 家庭医専門医認定試験は918,19,20日を予定しているようだ。今回の冬季家庭医療学セミナーの参加者数は119名。若手家庭医部会としては引き続き予算化を希望。

第1回日本プライマリ・ケア連合学会学術集会は626,27日。この会も最後であるため記念写真を撮って散会となる。

会議が予定通りに終了し時間に余裕ができたため、同じ敷地内で行われている冬季家庭医療学セミナーに数名の理事の方々と顔を出す。さいたま市で開業している飯島克巳先生の『手探りの「家庭医」を生きてみて』という講義の最後の部分だけを聴講できた。学生運動など東大と関連した話題も盛り込まれエキサイティングであった。ニポポ研修医や札幌医大卒業生にバッタリ会って話に花が咲く。ここでも飛び入りで記念撮影に参加し帰路についた。

(山本和利)